×

NYダウ31ドル安 終値1万6880ドル

2014年7月31日 8:02

 30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、経済指標や金融政策に関する発表を受けて大きく値動きし、終値は前日比31ドル75セント安の1万6880ドル36セント。

 この日はまず、アメリカ商務省が4月から6月までの期間の実質GDP(=国内総生産)を発表し、前期比4.0%の増加となったことを明らかにした。市場の予想を上回る結果に、ダウ平均株価は一時70ドル以上値を上げた。

 しかし、次第に「利上げの時期が前倒しされるのでは」との懸念が広がった上に、欧米がロシアへの経済制裁を強化することが伝えられたことで、売りが優勢となった。

 また、午後にはFRB(=連邦準備制度理事会)が連邦公開市場委員会を終えて声明を発表し、量的緩和策をさらに100億ドル縮小することを発表した。事実上のゼロ金利に関しては「量的緩和終了後も相当の期間維持する」としている。

 結局、ダウ平均株価は前日比31ドル75セント安の1万6880ドル36セントで取引を終えている。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比20.20ポイント高の4462.90だった。