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北のミサイル発射施設、来年までに完成か

2014年7月30日 13:56

 アメリカの北朝鮮研究機関は29日、北朝鮮のミサイル発射施設を撮影した最新の衛星写真を公開し、建設作業が来年までに全て完了するとの見方を示した。

 公開された衛星写真は、北朝鮮北西部の東倉里にあるミサイル発射施設を今月上旬に撮影したもの。アメリカの大学の北朝鮮研究機関「38ノース」は、衛星写真を分析した結果、去年から続いているミサイルの発射台などの建設作業が来年までに全て完了するとの見方を示した。東倉里では、2012年12月に事実上の弾道ミサイル発射が行われたが、38ノースによると、より大きな弾道ミサイルに対応するため、発射台の高さが50メートル以上に延びているという。

 さらに38ノースは、北朝鮮が弾道ミサイルのエンジンを燃焼させる実験も今年5月から7月にかけて行っていたと指摘、「燃焼実験が成功していれば、本格的な弾道ミサイルの発射実験が始まるかもしれない」と分析している。