×

栃木の指定廃棄物の最終処分場候補に塩谷町

2014年7月30日 14:12
栃木の指定廃棄物の最終処分場候補に塩谷町

 原発事故の影響で発生した、放射性物質に汚染されたごみ「指定廃棄物」の最終処分場について、環境省は栃木県の候補地を塩谷町として提示した。

 塩谷町役場では30日午前、最終処分場に反対する住民らが集まる中、環境省の井上副大臣らが訪れた。そして、見形和久町長らに対し、県内で発生した「指定廃棄物」の最終処分場候補地として、塩谷町寺島入にある国有地を提示した。

 福島第一原発事故の影響で発生した、放射性セシウムの濃度が1キロあたり8000ベクレルを超える「指定廃棄物」について、環境省は5県(宮城、茨城、栃木、群馬、千葉)について、県内で最終処分場を新設するため候補地の選定を進めている。

 見形町長「私としてはこれを認めるわけにはまいりませんので、明確に反対させていただいた」

 環境省は今後、住民説明会など開き、協力を求めることにしているが、塩谷町では基準値を超える廃棄物はほとんど発生しておらず、今後住民の反発が強まることも予想される。