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日本マクドナルド社長が陳謝 中国食肉問題

2014年7月29日 20:23
日本マクドナルド社長が陳謝 中国食肉問題

 中国・上海の食品加工会社が使用期限の切れた肉を出荷していた問題で、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長兼CEOが29日、都内で会見を開き、初めて公の場で陳謝した。

 カサノバ社長「この件で大切なお客様に懸念と心配をおかけしたことを深くおわびする。報道されている(上海福喜食品の)行為は絶対に許すことが出来ません」

 カサノバ社長はこのように述べ、顧客の品質や安全性の確保に対する要望に応えるため、取り扱う商品の原料の原産国や最終加工国などの情報を、「ドリンク」と「フロート」以外の全ての商品について、29日から、ウェブサイト上で公開すると明らかにした。

 また、毎月、継続的に品質管理担当者がタイのチキン商品を作っている会社や、中国のチキン以外の商品を作っている会社を訪問し品質管理を徹底するとした。

 なお、すでに購入した商品の返金については、検討していないという。一方、今回の問題によって売り上げが15~20%程度減少しており、「数十億円規模の損失が出てもおかしくない」とし、通期の業績予想については「未定」とした。