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辺野古移設作業 抗議行動でもみ合い

2014年7月28日 12:19
辺野古移設作業 抗議行動でもみ合い

 アメリカ軍普天間基地の沖縄・名護市辺野古への移設に向けた作業が進んでいる。抗議する市民との衝突も起きている。

 普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の海兵隊キャンプ・シュワブ沿岸では、27日までに、海上の作業に向けた仮設桟橋が設置された。現場周辺では、海上保安庁のボート約10艇が、基地建設に抗議する住民らの船やカヌーが近づかないように警戒を続けていて、27日は、カヌーを漕(こ)いでいた男性2人が、一時拘束された。

 キャンプ・シュワブのゲート前では、市民らによる抗議行動が続けられていて、資材の搬入などをめぐって、機動隊とのもみ合いも頻繁に起こっている。防衛省は近く、海上に立ち入り禁止の区域を示すブイやフロートの設置作業に着手するとみられ、現場の緊張は高まっている。