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米国務長官、1週間の停戦案提示 調整続く

2014年7月26日 10:32

 パレスチナ自治区のガザ地区で戦闘が続く中、アメリカ・ケリー国務長官は、1週間の停戦案をイスラエルとイスラム原理主義組織「ハマス」双方に提示した。しかし、合意に至らず、調整が続いている。

 地元メディアによると、ケリー長官が示した案では「27日から1週間停戦し、その間にエジプトの仲介で長期的な停戦に向けた交渉を行う」としている。一方で、イスラエル軍がガザ地区で、ハマスが掘った地下トンネルの破壊を続けることなどを認めている。

 イスラエル政府は25日、この提案を協議したが、多くの閣僚が拒否すべきと主張し、受け入れは難しい状況。

 ケリー長官も25日、現時点で合意に至っていないことを明らかにした。ケリー長官は、26日も引き続き働きかけを行う考え。