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“STAP問題”若山教授が会見内容を訂正

2014年7月24日 17:59

 STAP細胞問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーの共同研究者である山梨大学の若山教授は22日、先月行った会見内容を訂正し、小保方氏から預かった細胞と似た性質を持つマウスが、若山研究室で飼育されていたことを明らかにした。

 小保方氏の共同研究者である山梨大学の若山照彦教授は先月、会見を行い、小保方氏から預かったとするSTAP幹細胞は、自分の研究室に存在しないマウスから作られていたなどと発表していた。これについて、若山教授は22日、山梨大学のホームページ上で、その内容を一部訂正した。

 それによると、神戸市の理研にあった若山教授の研究室で飼育されていたマウスの中には、若山教授が小保方氏から預かっていた細胞と似た遺伝子の特徴を持つものも飼育されていたという。細胞はこのマウス由来の可能性もあるということで、現在、詳しい解析を進めているとしている。

 山梨大学広報室によると、若山教授は「STAP細胞を作るために小保方さんに渡したマウスと、自分が受け取った細胞の遺伝子の特徴が異なるのは事実」などとコメントしているという。