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政府と連携…東京で経団連の夏季フォーラム

2014年7月24日 17:37
政府と連携…東京で経団連の夏季フォーラム

 経団連は24日、榊原定征会長が就任してから初めての夏季フォーラムを行っている。今回は、異例の東京での開催となった。

 大手企業のトップらが集まり意見交換をする経団連の夏季フォーラムは通常、軽井沢で行っているが、今回は25日に中南米に飛び立つ安倍首相に同行することから、東京での開催となった。政権との距離を縮める榊原新会長のカラーが反映された格好。

 榊原会長「政府と連携しながら、日本企業が世界に積極的に進出をするとともに、諸外国の成長・活力を取り込んでいく」

 経団連は今年、政府による賃上げの要請に応える一方、法人税率の引き下げの約束を取りつけた。経団連が望む、労働時間ではなく成果で評価する「労働制度」についても、来年の通常国会に法案が提出される見通し。

 榊原会長は、中断していた政治献金のあっせんの復活も検討していて、政権との連携強化で、企業の成長を加速させるための経済界の意向を政策に反映させていきたい考え。