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両陛下、宮城県のハンセン病療養所を訪問

2014年7月23日 0:41
両陛下、宮城県のハンセン病療養所を訪問

 天皇・皇后両陛下は宮城県のハンセン病療養所を訪問された。

 22日から3日間、宮城県を訪問中の天皇・皇后両陛下は登米市にある国立ハンセン病療養所「東北新生園」を初めて訪れ、亡くなった方の遺骨が納められている霊安堂に白菊の花を供えられた。

 両陛下は、皇太子ご夫妻だった時代から病気と偏見に苦しむハンセン病患者に強く心を寄せ、1968年以来施設を回られてきた。22日の訪問で全国14か所すべてのハンセン病施設の入所者と会われたことになる。

 施設には75年近く暮らしてきた入所者もいて、両陛下は声をかけて、「ずいぶん入所の頃は状況が厳しかったんじゃないですか」と気遣われたり、目の不自由な人の手を取られたりする場面もあった。

 その後、南三陸町に移動した両陛下は、津波で被災した防災対策庁舎を車からご覧になった。

 23日は、仮設商店街などを視察される予定となっている。