２３日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に値を下げ、終値は前日比１４円７２銭安の１万５３２８円５６銭。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、中東やウクライナなどの国際情勢が景気に与える影響は限定的との見方が広がったことや、アメリカの景気への期待感が高まったことなどから、ダウ平均株価は値を上げた。このアメリカの流れを受けて、東京株式市場でも２３日朝の買い注文が先行した。

　しかし、その後は、国際情勢の先行きや国内企業の決算発表の内容を見極めたいという投資家の慎重な姿勢などから、前日の終値を挟んで小幅な値動きが続いた。外国為替市場では円相場がやや円高に傾いていたことから輸出関連株などに売り注文が膨らみ、午後、株価は値を下げた。

　東証１部の売買代金は概算で１兆４７７８億円。売買高は概算で１７億８５２５万株。