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ニホンウナギの稚魚の取引価格、大幅下落

2014年7月22日 23:39

 これまで急上昇していたニホンウナギの稚魚(=シラスウナギ)の取引価格が、今シーズンは大幅に下落した。

 水産庁は22日、去年11月から今年5月の終わりにかけて捕れ、養殖池に入れられたニホンウナギの稚魚(=シラスウナギ)の量が、調査開始以来、過去最低だった昨シーズンの12.6トンから、約2倍の25.7トンになったと公表した。これに伴い、シラスウナギの取引価格も、調査開始以来、過去最高だった昨シーズンの1キロあたり248万円から大幅に下落し、1キロあたり92万円となった。

 しかし、シラスウナギの漁獲量は、長期的には減少傾向が続いており、国際社会から取引を規制した方が良いとの声が上がっている。