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国際社会から非難…露大統領、協力姿勢示す

2014年7月21日 18:40

 ウクライナ東部でのマレーシア航空機の墜落で原因究明が進まない中、国際社会からはロシアを非難する声が高まっている。

 アメリカ・ケリー国務長官は20日、NBCテレビに出演し、アメリカが入手したミサイルが発射された際の軌道の写真や、親ロシア派の会話の傍受記録などから、ミサイルはロシアから提供されたとの見方を示した。その上で、「ロシアは説明責任を負う必要がある」と述べた。

 また、イギリス・キャメロン首相とフランス・オランド大統領、ドイツ・メルケル首相も、墜落原因の究明に向けてロシアが親ロシア派に影響力を行使しなければ、追加制裁を検討することで一致した。

 こうした中、ロシア・プーチン大統領は21日、今回の墜落の責任はウクライナ政府にあるとあらためて強調した上で、「専門家が安全に作業できるよう全力を挙げなければならない」と協力姿勢を示している。