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TPP首席会合終了 一部の交渉は依然難航

2014年7月13日 12:02

 TPP(=環太平洋経済連携協定)を巡り、カナダで12日、日本やアメリカなど交渉参加12か国の首席交渉官による協議が終了した。一定の前進はみられたものの、交渉が難航している分野では課題が積み残しとなった。

 今回の会合では、折り合うことが比較的容易な分野についての協議が中心となり、一部の分野については「おおよその合意にこぎつけられた」という。しかし知的財産の保護など協議が難航している分野については今後の協議に持ち越しとなった。

 鶴岡首席交渉官「最低もう一度は首席会合を開催する。この点については各国の間に異論はないと思っている」

 一方、週明けには農産品重要5項目の関税を巡る日米協議が開かれるが、交渉全体に大きな影響を与えるだけに、どれだけ溝を埋めることができるかも焦点となる。