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TPP首席交渉官協議が終了

2014年7月13日 8:19

 TPP(=環太平洋経済連携協定)を巡り、カナダのオタワで12日、日本やアメリカなどTPP交渉参加12か国の首席交渉官による協議が終了した。

 今回の会合で、労働者の権利などを巡る各国の統一したルール作りについて、鶴岡首席交渉官は「おおよその合意にこぎつけられた」と評価した。

 また、交渉が難航している知的財産の分野などでは課題が残ったものの、今後、期限を区切って、議論をすすめていくことで一致した。

 ただ、鶴岡首席交渉官は、「いま閣僚会合を開いても交渉は妥結できない」としており、引き続き、事務方での詰めの作業が必要だとの認識を示した。

 一方、週明けには農産品重要5項目の関税を巡る日米協議が開かれるが、交渉全体に大きな影響を与えるだけに、どれだけ溝を埋めることができるかも焦点となる。