×

イラクの大学でウラン化合物盗まれる

2014年7月11日 13:58

 イスラム過激派組織が制圧するイラク第2の都市・モスルの大学で、核燃料物質であるウラン化合物が盗まれたことがわかった。

 ロイター通信によると、これはイラク政府が8日、国連に報告したもの。盗まれたのは、モスルの大学にあった約40キロの研究用ウラン化合物。イラク側の説明では、モスルを制圧しているイスラム過激派組織「イスラム国」による犯行だという。イラクの国連大使は「限られた量ではあるが、専門的な知識があれば、テロ活動にも使用できる」と訴えた。

 一方、IAEA(=国際原子力機関)は10日、「放射能の濃度は低く、重大な危険はない」との見方を示している。