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流出情報 サーバーから複数回コピーの疑い

2014年7月11日 18:34
流出情報 サーバーから複数回コピーの疑い

 通信教育大手ベネッセホールディングスの子会社から大量の顧客情報が流出した問題で、情報はベネッセのサーバーから複数回にわたってコピーされた疑いがあることが分かった。

 ベネッセは9日、最大で約2070万件の顧客情報が流出した可能性があると発表した。ベネッセの関係者によると、グループ会社の社員が持ち出した形跡はなく、ベネッセがデータベースの運用を委託しているグループ会社が業務を再委託している外部業者の関係者が情報を持ち出した疑いがあるという。

 また、情報は昨年末に複数回にわたってコピーされ、外部に持ち出されたとみられるという。さらに、流出したデータは複数の名簿業者の間で取引が行われていたことが分かった。

 今回取材に応じた名簿業者は、通信教育を手がけるジャストシステムから名簿購入の依頼があり、別の名簿業者からデータを購入したと話しているが、ベネッセからのデータだとは知らなかったとしている。