アメリカを訪問中の小野寺防衛相は７日、カリフォルニア州の海軍基地を視察した。

　小野寺防衛相はサンディエゴにある海軍基地で、アメリカ軍の最新の艦船を視察した。中でも、新型輸送機オスプレイや、水陸両用車を格納でき、上陸作戦能力や災害時の輸送力に優れる強襲揚陸艦について、視察後、記者団に導入の検討を急ぐ考えを示した。

　小野寺防衛相「今回の視察をしっかり参考にして、日米の様々な協力を受けながら最新鋭のものを考えていきたい。今の安全保障環境を考えたら、なるべく速やかに計画に移していきたい」

　政府は防衛大綱で強襲揚陸艦の導入検討を掲げていて、沖縄・尖閣諸島など離島防衛に活用したい考え。

　小野寺防衛相は１１日には、ヘーゲル国防長官と会談する予定。