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カミツキガメ発見、自然繁殖か 弥彦村

2014年7月7日 20:03
カミツキガメ発見、自然繁殖か 弥彦村

 新潟・弥彦村の用水路で、6日、特定外来生物に指定されている「カミツキガメ」が見つかった。周辺では2年前から4匹のカミツキガメが捕獲されていて、自然繁殖している可能性もあるとみて、警察が注意を呼びかけている。

 捕獲されたカミツキガメは体長約30センチ。顎の力が強く、鋭い爪があるのが特徴。ペットとして日本に入ってきたが、生態系を壊す危険があるとして2005年から法律で「特定外来生物」に指定され、原則、飼うことができなくなった。

 6日午前9時頃、新潟・弥彦村上泉地区で田んぼの用水路の泥の中にいるのを住民が見つけ、捕獲して警察に届け出た。上泉地区で最初にカミツキガメが見つかったのは、2012年の4月で、今年5月からは3か月連続でカミツキガメの発見・捕獲が続いている。

 環境省によると、「カミツキガメが同じ場所で連続して見つかるのは珍しく、自然繁殖している可能性もある」という。警察も、逃げたり、捨てられたりしたカミツキガメが繁殖した可能性があるとみていて、カメを見つけた場合は絶対触らず、保健所や警察などに届けるよう呼びかけている。