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「スーパー堤防」建設、初の強制撤去

2014年7月7日 17:29
「スーパー堤防」建設、初の強制撤去

 東京・江戸川区の「スーパー堤防」建設にあわせた土地の区画整理事業で、7日、立ち退きに応じない民家を重機を使って取り壊す作業が行われた。

 区画整理が行われているのは江戸川区北小岩1丁目の江戸川の右岸に広がる地域で、この場所では、大規模な水害を防ぐための120メートルにわたるスーパー堤防の建設が計画されている。

 区はこの地域の住民と移転交渉を行ってきたが、移転に反対する6軒が現在も残っており、7日、このうち、空き家になっている1軒を重機で取り壊した。

 移転対象の住民「江戸川区よ。一刻も早く考え直し、真摯(しんし)な行政を進めてくれるように、心から要求する」

 スーパー堤防建設に伴う区画整理で民家を強制撤去するのは初めてで、区は残る5軒についても取り壊す方針。