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北の弾道ミサイル 落下海域選んで発射か

2014年6月30日 15:13
北の弾道ミサイル 落下海域選んで発射か

 29日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて防衛省が分析した結果、今年3月に北朝鮮が発射したミサイルとほぼ同じ海域に落下させていたことが分かった。

 北朝鮮が29日に発射した複数の弾道ミサイルは、朝鮮半島東岸の北朝鮮の元山付近から朝鮮半島の東約500キロの日本海上に落下した。防衛省がレーダーで得られた情報などを分析した結果、発射されたミサイルは2発で、北朝鮮が今年3月3日に同じく元山付近から発射した弾道ミサイル2発と、ほぼ同じ海域に落下させていたことが分かった。落下地点は、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外側で、さらに、韓国やロシアの領海からも遠く離れており、防衛省は「文句を言われにくい海域を選んで発射した可能性がある」と分析している。

 また、今後も挑発行動を行う際に「軍事訓練」と称して、この海域を狙ってミサイル発射を行う可能性があるとみている。