２９日午前、山形市蔵王温泉の市道で大雨の影響とみられる落石が見つかり、通行止めとなっている。

　落石が見つかったのは、山形市蔵王温泉の市道・蔵王ドッコ沼線で、蔵王温泉スキー場のパラダイスゲレンデから南西に約１キロの地点。警察によると、２９日午前１１時頃、縦横が約２メートル、高さ約１メートル４０センチの岩が道路の一部をふさいでいるのを、通行人が見つけた。車が巻き込まれるなど、人的な被害はないという。

　道路を管理する山形市は大雨による落石とみており、再び落石が発生する危険があることから通行止めとした。岩の撤去作業などは３０日以降になるという。

　山形地方気象台によると、県内の降り始めから２９日午後２時までの総雨量は、飯豊町高峰で８０．５ミリ、米沢で７９ミリなどとなっている。