２７日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に値を下げ、終値は前日比２１３円４９銭安の１万５０９５円００銭。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でアメリカの利上げの時期が早まるのではないかという見方が出たことで、ダウ平均株価が値を下げたことを受け、２７日朝の東京株式市場でも売り注文が優勢となった。ただ、午前中は朝方の経済指標の発表を受けて「日本国内の景気の改善が確認された」との見方も出始め、下げ幅は限定的だった。

　しかし、午後になると先物に売り注文が入り、株価は下げ幅を広げ、一時、２６日より２８０円以上値を下げる場面もあった。また、外国為替市場で円相場が１ドル＝１０１円台前半と２６日よりやや円高に傾いていることも、株価を下げる要因となった。

　東証１部の売買代金は概算で２兆９８５億円、売買高は概算で２５億１１８４万株。