新藤総務相は２７日、地上波デジタル放送が見られない世帯に対する対策を今年度いっぱいで終了すると発表した。

　新藤総務相は２７日朝の記者会見で、日本テレビなど放送局が地上波アナログ放送をやめてから３年となる来年３月末を機に、地デジ放送が見られない世帯に対する「難視聴対策」を終わらせると発表した。電波が届かなかったり、テレビを買い替えられなかったりすることなどから、地デジ放送を見られない世帯にはＢＳ放送やケーブルテレビを通じてアナログ放送が提供されてきた。しかし、高性能アンテナ購入費支援や無料の簡易チューナー配布などで問題が解消されつつあることから、今年度いっぱいでの対策終了を決めたもの。

　総務省は「対策終了でお困りの方はぜひ、コールセンターにお問い合わせしてほしい」としている。

　総務省テレビ受信者支援センター：０５７０－０７－０１０１