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橋下市長 関電に原発撤退と経営陣交代要求

2014年6月26日 14:30
橋下市長 関電に原発撤退と経営陣交代要求

 “原発ゼロ”の夏を迎える関西電力の株主総会に筆頭株主の大阪市の橋下市長が2年ぶりに出席し、「原発の撤退と経営陣の交代」を求めた。

 26日、兵庫県神戸市で開かれた関西電力の株主総会の冒頭で、経営陣は配当の「無配」について謝罪した上で、収益の改善に向け「原子力の早期再稼働に向け、真摯(しんし)な対応を積み重ねる」と強調した。

 一方、筆頭株主である大阪市の橋下市長は「経営陣の答弁次第では大阪市は株主を辞める」と話した。

 橋下市長「壇上の皆さんは経営陣として失格です。すぐに交代して下さい。なんで株主や電気の利用者に負担をかぶせて原発を進めるんですか。それは国に委ねたらいい。早く関西電力として原発撤退という方針を決めて下さいよ」

 大阪市は、京都市と「脱原発」や「取締役の半減」などの株主提案を行っているが、定款の変更には出席者の3分の2以上の賛成が必要で、可決するのは困難な見通し。