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政府専用機 後継機はボーイング社に

2014年6月25日 21:13
政府専用機 後継機はボーイング社に

 皇族や首相などが使う政府専用機の後継機について、政府がアメリカ・ボーイング社の「777-300ER」に決めたことが分かった。

 いまの政府専用機は1993年に運用が開始され、老朽化が指摘されている。後継機をめぐっては当初、アメリカのボーイング社とヨーロッパのエアバス社の2つが候補に挙がっていたが、政府は日米同盟重視などの理由からボーイング社の「777」を軸に最終調整を進めてきた。

 こうした中、24日、選定に参加する企業の提案書を締め切ったところ、提出したのはボーイング社だけだった。このため後継機は「777-300ER」に決まったもの。

 政府専用機は、2機分1300億円が防衛省の予算に計上されていて、今年秋までにボーイング社と正式契約して、2019年度から新しい専用機を運用する。