EU輸出解禁受け、英国で和牛をPR
日本産牛肉のEU(=ヨーロッパ連合)への輸出が解禁され、イギリスで23日、和牛の試食会が開かれた。
日本産牛肉のEUへの輸出は、口てい疫やBSE(=牛海綿状脳症)などの影響で解禁が遅れていたが、今月、輸出が始まった。和牛をPRしようと、JA全農(=全国農業協同組合連合会)などが開いた試食会には群馬産の黒毛和牛が用意され、有名レストランのシェフやメディア関係者約60人が試食した。
地元紙の記者「以前食べた外国産和牛と霜降りが全然違う」
レストラン総料理長「和牛はイギリスで成功すると確信する。質の良い肉を求める客のニーズと合致する」
牛肉の輸出を増やすことは安倍政権の成長戦略にも盛り込まれている。ヨーロッパではすでに和牛の血を引いたオーストラリア産牛肉などが「WAGYU」として出回っており、どう差別化できるかが課題となる。