週明け２３日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、利益確定の売りに押されて約１０ドル値を下げて取引を終えた。

　１万７０００ドル台を目前に控え高値圏にあるニューヨーク株式市場のダウ平均株価。このため、週明け２３日は利益確定の売りが目立った。しかし５月の中古住宅販売が大きく伸びるなど、アメリカの景気に対する安心感が株価が底堅い動きとなった理由とも言えそうだ。

　この結果、優良株で構成するダウ平均株価は前週末比９ドル８２セント安の１万６９３７ドル２６セントで取引を終えた。これは７営業日ぶりの値下がり。

　市場関係者には「今週中にも１万７０００ドルの壁を突破するのではないか」と指摘する声もある。しかし、最近のエネルギー価格の上昇が消費者にどのような影響を与えるのか、目立った経済指標がないため、こういった部分が不安材料になっている。

　またハイテク株中心のナスダック総合指数は０．６４ポイント高の４３６８．６８となっている。