民主党は２４日、海江田代表への不満が党内にくすぶる中、通常国会閉幕を受けた両院議員総会を開いた。

　総会では海江田代表に対し、「口先だけではない総括を行うべきだ」として、代表選挙の前倒しを求める声が上がった。

　小川淳也議員「１年後に目に見える成果だと、自ら退路を断たれ、自ら期限を設定し、自ら重いハードルを課されたのは代表ご自身。最善は出直し再出馬を含めた代表選挙です」

　海江田代表は去年の参議院選挙での敗北後、１年後に「目に見える成果」が出せなければ辞任する考えを示していた。それだけに２４日も、海江田氏と距離を置く議員らから代表選挙の前倒しを求める声や、党運営に不満の声が上がった。

　海江田代表「ひと月をめどに、もう一度私の思いをみなさんに報告する場所をつくらせていただきたい」

　海江田氏はこのように述べて、１か月後をめどに、改めて成果を報告することを約束しその場を収めた。海江田氏が成果を出すと言ってから、あと１か月で、ちょうど１年になる。

　一方、海江田氏に距離を置くある議員は、「代表選挙をやっても勝てないことは、本人が分かっている。引き延ばしをしたいんだろう」と話していて、代表選挙の前倒しを求める声はまだまだ収まりそうにない。