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府中市の児童の検便から“寄生虫”を検出

2014年6月23日 21:12

 東京・府中市の小学校で、5年生の児童80人以上が吐き気や下痢の症状を訴え、学年閉鎖となっている問題で、児童の検便から病原性微生物が検出されたことが分かった。

 この問題は、府中市立府中第三小学校の5年生の児童が1週間以上にわたって吐き気や下痢の症状を訴え、学年閉鎖となっているもの。都の保健所が、提出を受けた検便を調べたところ、児童25人の検便から、家畜などの消化管に寄生している寄生虫の一種「クリプトスポリジウム」が検出されたという。

 児童らは今月5日、宿泊行事で長野県の牧場を訪れ、牛と接触していたということで、東京都福祉保健局は牧場から牛の検体の提供を受け、関連を調べている。

 府中第三小学校の児童と同様の症状を訴えて、一時、5年生42人が欠席した文京区の区立窪町小学校も、府中第三小学校と同じ日に同じ牧場を訪れており、東京都福祉保健局は便の検査を進めている。