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登録は終着点ではなくスタート~群馬県知事

2014年6月22日 0:45
登録は終着点ではなくスタート~群馬県知事

 21日、中東・カタールで開かれているユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産委員会で、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されることが決まった。

 富岡製糸場は明治時代に作られた日本初の官営の器械製糸場。ユネスコの諮問機関は今年4月、「登録が適当」と勧告し、登録が確実視されていた。21日の審議でもユネスコの委員から疑問などが出ることはなく、満場一致で日本の18件目の世界遺産登録が決まった。

 群馬県・大澤知事「登録は終着点ではなく、一つのスタート。世界の遺産になったわけですから、これから引き継いでいきたい」

 「世界の宝」となった富岡製糸場。訪問客の増加が予想される中、今後、その「活用」と「保全」のバランスをどう保つのか、対応の強化が求められる。