日本維新の会は２２日、大阪で臨時党大会を開き、党を解散し二つの政党に分ける「分党」を正式に決定した。

　維新の会では、結いの党との合流を巡って橋下・石原両共同代表の方針が食い違い、党を二つに分けることが発表されていたが、２２日の党大会ではこの分党に反対意見はなく、正式に了承された。

　石原共同代表は東京からテレビ会議で参加し、「結いの党は憲法改正に後ろ向き」だとあらためて強調。橋下共同代表は、石原氏と考え方に大きな違いはなく、今後も互いに協力していくとした。

　橋下共同代表「山の登り方が違うと、それぞれ別の登り方をしようとこういう形にさせてもらった。目指すところは一緒なので、また色んなところで力を合わせてやっていきたい」

　今後、７月末をメドに解党し、橋下氏側に３７人、石原氏側に２３人の国会議員が参加し、二つの新党が立ち上げられる予定で、橋下氏側の新党は、秋の臨時国会までに結いの党と合流することを目指している。