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「富岡製糸場」世界文化遺産への登録決定

2014年6月21日 17:36

 中東・カタールのドーハで開かれているユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産委員会で日本時間21日午後、群馬・富岡製糸場が世界文化遺産に登録されることが決定した。

 今回の世界遺産委員会では、新たな登録について36件の申請があり、20日から順次審議が行われている。日本時間21日午後3時から2日目の審議が始まり、「富岡製糸場と絹産業遺産群」は世界文化遺産への登録が決定した。

 富岡製糸場は、明治時代につくられた日本初の官営の器械製糸場。ユネスコの諮問機関は4月、「養蚕と日本の生糸産業の革新に決定的な役割を果たした」などと評価し、「登録が適当」と勧告していた。

 日本の世界遺産は、去年の「富士山」に続いて18件目となった。