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ウクライナ“親露派”掃討作戦1週間停止へ

2014年6月21日 8:14

 ウクライナのポロシェンコ大統領は20日、東部で行っている親ロシア派武装勢力に対する掃討作戦について、1週間中止するよう軍などに命令を出した。

 ウクライナ大統領府などによると、停戦するのは軍や国境警備隊など掃討作戦を行うすべての部隊で、期間は現地時間20日午後10時から1週間。

 この停戦命令はポロシェンコ大統領が就任後初めて訪れた東部のドネツク州で出したもので、停戦の目的について「テロリストが武器を放棄できるようにするため」と説明。停戦期間中も軍に攻撃があった場合は反撃するという。

 ポロシェンコ大統領はまた19日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談。地方の権限強化を柱とした和平プランを説明し協力を求めた。

 一方、ロシア大統領府によるとプーチン大統領は東部の親ロシア派が訴えている問題について解決するよう求めたという。