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五輪会場“既存施設活用を検討”方針示す

2014年6月17日 18:26
五輪会場“既存施設活用を検討”方針示す

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで使用する会場の計画の見直しを進めている東京都の舛添知事は、17日の都議会本会議で、新たに建設予定だった一部の施設について、すでにある施設などに会場を変更する方向で検討していることを明らかにした。

 「近隣県までを含めた既存施設の活用、整備工法の見直しによる整備費の圧縮、環境などに配慮した会場設計などについて検討してまいります」-舛添知事はこのように述べ、新たな施設の建設はコストが高く、環境にも影響が出ることから、近隣の県を含め、すでにある施設の活用を検討していく方針を明らかにした。

 また、日本野鳥の会などが反対していた葛西臨海公園のカヌー・スラローム会場建設については、隣接する都有地への変更を検討していくとした。