建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞に日本人建築家の坂茂さんが選ばれ、１３日、オランダで授賞式が行われた。

　授賞式はオランダのアムステルダム国立美術館で王女も参列して行われた。坂さんは５６歳で、１９９９年にルワンダ、２０１１年に宮城・女川町、２０１３年にニュージーランド・クライストチャーチなど、これまでに世界中で自然災害にあった被災者たちのためにすぐれた建物を提供する活動を続け、今回の受賞となった。

　坂さん「（受賞は）すばらしい建築を作ってきたことが大前提なので、災害支援でもローコストでもボランティアでもやっていることに、非常に良い評価をいただけたと思っています」

　プリツカー賞に輝いた日本人は、去年の伊東豊雄さんに続き、坂さんが７人目。