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横浜市内で「施工ミス」マンション傾く

2014年6月9日 12:12
横浜市内で「施工ミス」マンション傾く

 熊谷組が施工し、住友不動産が2003年に販売した横浜市西区のマンションで施工ミスがあり、建物が一部傾いていることがわかった。

 施工ミスがあったのは、全6棟、総戸数約260戸の「パークスクエア三ツ沢公園」。住友不動産によると、2003年に販売して以降、複数回、住宅棟同士をつなぐ外廊下の手すりにズレがあるとの指摘を受け、今年3月に地盤の調査を行ったところ、住宅棟1棟で、建物を支える杭(くい)の一部が強固な地盤に達していないことがわかったという。

 施工会社の熊谷組は、原因として、事前調査では想定しえなかった地盤の急激な落ち込みがあったとみており調査を続けるとしている。

 一方、販売元の住友不動産は「安全を担保できない」として、この住宅棟の住民に対し一時的な転居を促しており、希望者には買い取りも行っていく方針。