２０２０年の東京オリンピック・パラリンピックで多くの競技施設が建設される東京・江東区は、東京都に対し、江東区豊洲と港区汐留を結ぶロープウエーを建設するよう要望することを明らかにした。

　江東区・山崎区長「汐留から豊洲の千客万来施設、ビッグサイトまでまっすぐ伸ばしたら、オリンピックの観客の輸送と観光、ロープウエーが走ったら多くの人が並んで乗るのではないかと」

　東京・江東区の山崎区長は６日に会見を開き、築地市場の移転先となる豊洲の新市場や有明のビッグサイトから汐留までを結ぶロープウエーを環状２号線の上、高さ４、５０メートルほどのところに建設する構想を明らかにした。総事業費は２５０億円ほどになる見込みで、今月末に東京都の舛添知事に対し、民間業者を活用してロープウエーを建設するために、道路の占有の許可などを得られるよう要望する考え。

　これに対し舛添知事は６日の会見で、「夢のある話だ」としながらも、検討する課題は多いと話した。

　舛添都知事「普通の鉄道とバスと何が違うのといった時に強風が吹くと止まっちゃいますよね。こういう時にどうするのかとか、検討する課題はたくさんあると思います」

　舛添都知事は、「直接、具体的な提案をいただいてから考えたい」としている。