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小保方氏、主要な論文の取り下げに同意

2014年6月4日 14:23
小保方氏、主要な論文の取り下げに同意

 STAP細胞の論文をめぐる問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、これまで取り下げを拒否していた主要な論文の取り下げに同意したことがわかった。

 理化学研究所によると、小保方氏は3日、STAP細胞の主要な論文の取り下げに同意し、すでに書類に署名をしたという。この論文は、理化学研究所の調査委員会が不正を認定し、取り下げを勧告したが、これまで、責任著者である小保方氏とハーバード大学のバカンティ教授は取り下げを拒否していた。

 小保方氏はすでに、不正認定されたこの論文とは別の論文の取り下げには同意している。論文を掲載したイギリスの科学誌「ネイチャー」が今回、小保方氏が同意した主要な論文の取り下げを認めれば、「新たな万能細胞」の研究は白紙に戻ることになる。