２９日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、６５ドル余り値を上げて取引を終えた。

　高値圏にあるダウ平均株価だが、２９日の値上がりの材料になったのはアメリカの失業関連の統計。市場が予想していたより非常に改善したため、経済の先行きに対する期待感が高まったもの。さらに今年１月から３月期の実質国内総生産改定値が発表され、個人消費がしっかりしていると市場がプラスに評価したことも買いの材料になった。

　この結果、優良株で構成するダウ平均株価は、前日比６５ドル５６セント高の１万６６９８ドル７４セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は２２．８８ポイント高の４２４７．９５で取引を終えている。