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去年、自衛隊機が中国軍機に異常接近~中国

2014年5月30日 2:19

 東シナ海の公海上で、中国軍の戦闘機が自衛隊機に異常接近した問題に絡み、29日、中国国防省は、去年、自衛隊機が中国軍機に10メートルまで異常接近したことがあると主張した。

 この問題は、今月24日に東シナ海の公海上で、中国軍の戦闘機が自衛隊機に約30メートルまで異常接近したとして、日本政府が中国側に対し、「極めて危険な行為」だと抗議したもの。中国国防省の報道官は29日の定例会見で、中国が東シナ海上空に防空識別圏の設定を発表した去年11月23日、自衛隊のF15戦闘機2機が中国軍機を34分間にわたって追跡監視した際、一時、約10メートルまで接近したと主張した。

 これについて「確実な証拠もある」としている。その上で、「この空域でいざこざを起こし、危険な行為をしているのは一体どちらなのか。日本側は、自らの行為を反省せずに、逆に中国をとがめるのは非常に理不尽だ」などと非難した。