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接近事実一切なく中国の主張は不当~防衛相

2014年5月30日 14:22
接近事実一切なく中国の主張は不当~防衛相

 中国国防省が29日、去年11月に東シナ海で自衛隊機が中国軍機に異常接近したと非難したことについて、小野寺防衛相は30日、「そのような事実は一切ない」と反論した。

 小野寺防衛相「至近距離に接近するという事実は一切ない。中国の主張は全く不当なものだと思っている」

 中国国防省は29日、自衛隊の戦闘機が去年11月23日に、中国軍機に「約10メートルまで接近した」と発表していた。小野寺防衛相は「自衛隊は常に安全対策をとっている。全く不当な話だ」と不快感をにじませて反論した。

 今月24日、中国軍の戦闘機が自衛隊機に約30メートルまで異常接近する事案が起きた際、中国政府は「中国とロシアの合同軍事演習を妨害したからだ」と主張したが、防衛省は「妨害した事実はない」と否定している。