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「一緒に行動できない」維新の会“分党”へ

2014年5月29日 0:30
「一緒に行動できない」維新の会“分党”へ

 結いの党との合流問題で、日本維新の会の石原・橋下両共同代表が28日夕方、愛知・名古屋市で会談し、石原氏は「合流は認められない」として、分党することで一致した。

 結いの党との合流問題では、石原氏が政策合意案に「自主憲法制定」を盛り込むよう求め、結いの党側が「野党再編の芽を摘んでしまう」などと反発していた。28日の会談で石原氏は「合流は認められない。別々の道を行こう」として、党を二つに分ける「分党」を求め、これを橋下氏が受け入れた。

 その後、石原氏は東京都内で平沼国会議員団代表ら自身に近い党の幹部に橋下氏との会談内容を報告した。

 日本維新の会・藤井議員「(石原氏が)基本理念が安全保障とか憲法観とか違うもので、一緒に行動することはできないから、分党という形で次のステップに進んでいった方がいいんじゃないかと、そういう話をされて、橋下代表もそれを了承した」

 また、藤井氏は28日夜に集まった自らを含めた3人は、石原氏と行動を共にすることも明らかにした。

 石原氏は29日、党の会合で所属議員に経緯を説明した上で、記者会見を開く予定。