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新国立競技場の基本設計案を発表

2014年5月28日 22:38

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の基本設計案が発表された。

 日本スポーツ振興センターが発表した基本設計案によると、新国立競技場は、仮設の観客席も導入して最大で8万人の収容を可能にする。また、景観に配慮して、建物の高さをこれまでの設計より5メートル下げ、最高で約70メートルとした。さらに、開閉式の屋根の一部に透明な建材を使うことで、芝生を育成できるようにするという。

 国立競技場の建て替えをめぐっては、建築家が取り壊し中止を求めるなど、さまざまな意見が出されているが、日本スポーツ振興センターは説明の場を設ける意向を明らかにした上で、7月から予定通り、現在の競技場の取り壊しを行う方針だという。