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保育士補助の新資格「子育て支援員」創設へ

2014年5月28日 22:17

 厚生労働省は28日、赤ちゃんを預かる小規模な保育施設などで保育士の補助をする人のための新たな資格を作る方針を明らかにした。

 これは、厚労省が28日に開かれた政府の産業競争力会議で発表したもの。新たな資格「子育て支援員」は、子育て経験のある主婦らを念頭に置いたもので、全国共通の20時間程度の研修を受けると得られるもの。

 厚労省は待機児童解消のため保育所だけでなく、小規模な保育施設や小学生のための学童保育も増やす方針だが、人材不足が深刻になっている。

 厚労省は新たな資格の創設で子どもにかかわる人材の掘り起こしと質の向上を目指すが、この資格はあくまで補助的な役割にとどめ、法律で定めた人員基準などで正式な保育士の代わりとみなすことはしないと説明している。

 新しい資格は、来年度に導入される予定。