再生目指し…東大で飯舘村のイベント開催
福島第一原発の事故の影響で、今も全村避難を余儀なくされている福島県飯舘村に関する催しが25日、東京で開かれた。
これは、NPO「ふくしま再生の会」が、飯舘村の放射能汚染の実態を正確に伝え、農業や産業の再生を目指そうと、東京大学農学部などの協力を得て開いたもの。会場の東京大学には約200人が集まり、放射線モニタリングや除染の状況、それにイネなどの試験作付けが紹介された。また、原発事故後から継続的に村を撮影した写真も展示された。
続いて行われたディスカッションでは、村の人たちが現在の思いを語った。
村民「(飯舘村では今も)不安な気持ちを出せないで住民は生活しています」「普段の生活をできない人たちが今いますので、その人たちが普段の生活が一緒にできるような体制にしていただきたい」
主催したNPOは、今後もこうした催しを続けていくという。