×

東電、地下水バイパスで「放水の影響なし」

2014年5月23日 20:41
東電、地下水バイパスで「放水の影響なし」

 福島第一原発の地下水バイパス計画で、放出された地下水について東京電力は、周辺の検査で放水の影響はなかったとしている。

 地下水バイパスは、地下水が建屋で汚染水となる前にくみ上げて、海に放出し汚染水の増加を抑えるもので、21日に初めて海へ放出された。その後、東京電力が南側海域で放射性物質の変化を調べたところ、放出中に放射性セシウム137が1リットルあたり0.84ベクレル検出され、それ以外は全て検出限界値未満だった。

 また、ベータ線を出す放射性物質も放出後の1時間後に最大で1リットルあたり13ベクレル検出されたが、いずれも通常の検査で確認されている値となっている。

 東京電力では、「通常の検査の値と大きな変化なく、放水の影響はなかった」とコメントしている。