来週から与党内の協議が始まる集団的自衛権の行使容認をめぐり、安倍首相は１７日、「求められれば国会で丁寧に説明したい」と述べた。

　安倍首相「まずは与党の皆様にしっかりと協議をしていただきたいと思っています。そして、政府としては国会に求められれば当然、国会の場において国民の皆様に対して丁寧に説明をしていきたいと思っています」

　一方、行使容認に慎重な公明党の支持団体である創価学会が日本テレビの取材にコメントした。コメントでは、「私どもの基本的な考え方は、これまで積み上げられてきた憲法第九条についての政府見解を支持している」とした上で、「集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきであると思っている。今後の協議を見守るが、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望む」としている。