ＬＣＣ（＝格安航空会社）の「バニラエア」はパイロット不足のため、来月１５４便の運航を取りやめることを明らかにした。

　これは「バニラエア」の石井社長が１６日午後に記者会見して明らかにしたもので、来月に運航予定の成田と那覇、それに札幌を結ぶ国内線合わせて１５４便の運航を取りやめるという。パイロット不足が原因で、バニラエアでは新規採用が進まない他、退職者も出たため、現在パイロットが不足しているという。親会社の全日空が２人のパイロットを出向させ、７月以降は計画通りの運航を予定している。

　ＬＣＣでは「ピーチ・アビエーション」もパイロット不足のため来週から一部の便の運航を取りやめる予定で、航空業界のパイロット不足が深刻になっている。