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鉱山爆発280人超死亡…各地で反政府デモ

2014年5月15日 23:36

 トルコでは鉱山爆発による死者が過去最悪の280人を超えたことなどから、政権に対する批判が高まり、大規模なデモが各地で起きている。

 アナトリア通信などによると、13日に発生した爆発事故の死者は282人となった。坑内では断続的に火災が発生してレスキュー隊が入れず、行方不明者の救助は絶望視されている。

 一方、こうした事態をうけ、トルコ各地で反政府デモが頻発している。ロイター通信などによると、イスタンブールでは14日、約2000人がデモ行進。警察が催涙ガスや放水で対抗して激しく衝突したほか、首都・アンカラや西部のイズミルでも衝突が起きている。

 14日に現地ソマを訪れたエルドアン首相は、「炭鉱での事故は世界各国で起きており、トルコのケースはまだましだ」などと発言。政権に対する批判が急速に高まっている。