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クルーの健康状態は良好 ソユーズ帰還

2014年5月14日 13:45

 約半年間、宇宙に滞在し、日本人で初めて国際宇宙ステーションの船長を務めた宇宙飛行士の若田光一さんが日本時間14日午前11時前、ロシアの宇宙船「ソユーズ」で帰還した。

 若田光一さんらを乗せた宇宙船「ソユーズ」は、着陸予定の約15分前、パラシュートを開き、地上に向かって下降を続け、日本時間14日午前10時58分、カザフスタン中部の草原地帯に着陸した。着陸から30分程して、若田さんら3人のクルーがソユーズの外に運び出された。半年に及ぶ宇宙滞在で歩くことはできないが、NASA(=アメリカ航空宇宙局)によると、3人のクルーの健康状態は良好だという。若田さんはこの後、体調チェックを受け、歓迎式典の会場にヘリコプターで移動する予定。

 帰還に先立ち、若田さんを乗せたソユーズは日本時間14日午前7時半頃、国際宇宙ステーションから分離。さらに日本時間14日午前10時過ぎにはエンジンを噴射して速度を落とし、地球への下降を開始、大気圏に突入していた。

 若田さんの国際宇宙ステーションでの滞在は188日に及び、日本人としては最も長く、国際宇宙ステーションの船長を日本人が務めたのは初めて。